アフリカ諸国の美容情報【まとめ】

「アフリカ諸国の美容市場」と「日本企業の進出の可能性」を考察すべく、参考情報をまとめていきます。情報は、随時更新いたします。

※この記事のリンクは広告を含みます。

この記事の執筆者

木津 利香(美容家)

1974年、石川県生まれ。独自の美容理論を構築し、2004年に美容家として活動をはじめる。セミナー登壇700件、参加者1万2000名以上。2019年からメンズ美容に特化しはじめ、産経新聞社にて24ヶ月間(全93回)にわたり週刊連載を手がける。医師による監修記事をメインとするメンズ美容メディア「とりあえず」運営。

アフリカ美容市場の可能性

つけ毛のイメージ画像

アフリカは人口増加をつづけ、2050年には24億6,665万人で、世界人口の約4人に1人、2100年には38億1,388万人で、同3人に1人以上がアフリカ人になると予測されています(※1)。

アフリカといえば貧困や飢餓のイメージを抱くかもしれませんが、国や地域によっては著しい経済発展を遂げています。

美容市場も活発で、例えば、アフリカ最大の人口と経済規模を誇るナイジェリアでは、女性は「美容は自分への投資」ととらえ、消費を惜しまないといいます(※2)。

アフリカには独自の美容文化が存在しますが、「つけ毛」はその代表格といえるでしょう。

そして、その分野ではすでに日本企業(株式会社カネカ)が進出しており、6割のシェアを獲得しています(※3)。

ナイジェリアの美容

西アフリカに位置するナイジェリアは、アフリカ最大の人口と経済規模を誇っています。

外務省のデータによると、ナイジェリアの人口は、2023年時点で2億2,380万人となっています(※1)。

ナイジェリアでは女性の社会進出が進み、自分で稼いだお金を美容やファッションに使う人が増えているといいます。

以下、JETRO「ナイジェリア女性市場の可能性」(※2)より、ポイントを抜粋いたします。

◆アフリカで一番お洒落だといわれるナイジェリア女性は、「見た目に投資する意義」を心得ており、美容への支出を惜しまない傾向にある

◆つけ毛やウィッグなどの「ヘアケア」が美容市場をリードしているが、今後、化粧品市場はそれを超える可能性がある

◆キーワードは、美白・ナチュラル・オーガニック・高品質・健康志向・ウェルネス・健康食品・時短など

▼ナイジェリア流 驚きのファッションビジネス

日本で販売されているアフリカ化粧品

アフリカの美容といえば、日本では、モロッコ産のクレイパック「ナイアード ガスール」や、南アフリカのスキンケアブランド「エンビロン」が有名です。

スキンホワイトニングの問題点と課題

参考資料:漂白剤のリスク

Paying a high price for skin bleaching(国連)

Mercury Poisoning Linked to Skin Products(FDA)

Rwanda deploys officials to enforce ban on skin lightening creams(CNN)

参考資料:スキンホワイトニングを求める背景

Marketing Still Has a Colorism Problem(HBR)

スキンホワイトニングその実態、リスク、利益を得る者(CNN)